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看護師の再就職において人間関係のトラブルは伏せるべきか

看護師の再就職において人間関係のトラブルは伏せるべきか

結論から言うと、人間関係のトラブルは封印してしまいましょう。
退職理由は、前向きな理由を書くべきです。

結婚や出産が理由であれば、そのまま正直に書きます。

仮に、人間関係が原因で辞めたとしてもそれだけが理由ではなかったはずです。
職場を辞めるときには、単純に一つだけの理由ではなく、

  • 家庭の事情とか
  • 通勤のこととか
  • 自らの向上心とか
  • 待遇面とか

幾つかの理由が絡みあっている場合がほとんどです。

求職のための履歴書や面接試験においては、その中から、ポジティブな理由を探しだして、前向きな内容にまとめることが重要です。

決して嘘を書くわけではありませんよ。
自分の気持ちを整理して、ポジティブな理由を探しだして整理すればよいのです。

看護師が再就職をするときには、面接試験において前の病院やクリニックを辞めた理由を必ず聞かれます

なぜ退職理由を聞かれるのか

採用側では、前職を辞めた理由がとても気になるのです。
職歴をみれば、どんな業務を経験した人なのか、どの程度の能力なのか、何年間勤務したのかなどはだいたい把握できます。

しかし、あなたの人間性までは分かりません。
採用したあとで、トラブルを起こさずに、ちゃんと働いてくれるかを知りたいのです。

  • 組織に適合できる人なのか
  • チームで働く協調性があるのか
  • 他人を思うや優しさがあるか
  • 前向きな意欲があるか

これらの要素を履歴書から読み取るヒントが、退職理由なのです。

実際の退職理由は

調査によると、看護師の退職理由を多い順に並べてみると次の様になっています。

  1. 結婚・出産など
  2. 人間関係のトラブル
  3. 給与・待遇面の不満
  4. スキルアップ
  5. その他(病気、家庭の事情など)

ただし、実際には単純に一つの理由だけで辞める決意をすることは稀で、2つ3つの理由が重なり複合的な理由で辞めるケースが殆んどなのです。

理由を分析してみると

退職理由を採用者側の立場で3つに分けてみました。

【青信号】説得力がある前向きな理由
  • スキルアップのためが一般的ですが
  • 新たな資格を獲得するため
  • 介護医療に眼をむけて
  • 出産率が低下しているので産科の仕事に貢献したかった

など、前向きな意欲が感じられて、とても好感が持てます。
このような理由なら、退職の決断もあるだろうと納得できます。

【黄色信号】止むを得ない仕方ない理由

結婚、出産、育児が最も多いのですが、
親の介護のためとか、
自分自身の病気のためとか、
前向きとは言い難いのですが決して自ら後ろ向きになったわけではありません。

いわば、時に流されて仕方がなかったんだと、納得できる理由です。

【赤信号】受け入れがたいネガティブな理由

結婚・出産を除くと、退職理由で最も多いのが、実はこれなのです。
具体的には、社会情勢を背景にした大きい問題から、単なる愚痴に過ぎないものまで種々雑多です。
思いつくまま列挙してみるとこんな感じ。

  • 上司にいびられた
  • 残業が多い
  • 給料が安い
  • シフトが厳しい
  • 人使いが激しい
  • 設備が貧弱だ
  • 院長の方針に納得出来ない
  • 希望しない診療科に回された
  • 医療技術のレベルが低い
  • 設備が古い

採用する立場でこれを眺めていたら、この人を採用したいと思いますか?

絶対に、採用したいとは思いませんよね。

だったら、こんな不満を理由は書くべきではありません。

前の職場の設備がどれだけ古かったか、そして上司がどんない悪いやつだったかを、一生懸命説明したところで、面接試験で有利になることはありません。

逆に、この人は、どんなことにも不満を言う協調性のない人だと判断されてしまいます。

特に、人間関係は、どんな職場でも程度の差こそあれ、必ず生じる問題です。
それを、各人が大人の対応をすることによって、摩擦を減らして組織をうまく回しているのです。
そんな中に、我を通して自己主張を続け、結果的に和を乱す人がいたら、組織運営はうまく回りません。

看護師の職務においては、一般事務職よりも協調性を求めてられています。
上司や同僚との協調性もさることながら、患者さんとの協調性も求められるので、ある意味では看護技術以上に協調性を重視する管理者もいるかもしれません。

そのような面接試験の場(履歴書を含む)に、前職場の上司や同僚との不調和を述べることは、絶対にあなたにとって有利になることはありません。

人間関係の不調和を述べることは、あなたが自分の立場を主張するだけではなく、自然に相手の悪口につながるものです。
あなたは、悪口を言っているつもりはないのでしょうが、聞いている方にとっては、延々と悪口を言っているように聞こえるものなのです。

まとめ

退職理由は一つの事項ではなく、いくつかの要因が複合的に重なっているのが普通です。

一般的には、その中に人間関係のトラブルが入っているのが普通です。
人間関係のトラブルが、メインの理由になっている場合もあるでしょう。

しかし、再就職の履歴書や面接試験で、退職理由を答えるときに、人間関係を出してはいけません。
どれほどひどい目にあったのかを、あなたが力説すればするほど、協調性のない人だと烙印を押されるのが目に見えています。

再就職においては、人間関係のトラブルは決して口に出してはいけません。

退職の理由は別のところにあるべきです。

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