目次
求人雑誌は看護師の再就職に有効でしょうか?
求人雑誌と書きましたが、ここでは『紙の媒体』と捉えています。
情報収集の一環として利用すべきですが、これだけでは心許ないかも。
種類をあげてみると、紙の媒体による求人情報は、次のようなものがあります。
- 有料の求人雑誌
- 無料の求人雑誌
- 折込チラシ
- 新聞広告
これらについて、考えてみましょう。
有料か無料か
有料の雑誌、無料の雑誌と書きましたが、実際には情報誌というべきでしょうね。
有料求人情報誌と言っても、中古車情報誌の『カーセンサー』などと同じように、雑誌としての企画記事はほとんど無くて求人広告が主体なので、有料だから求人情報の質が良いとは言い切れません。
とても安い価格設定がなされています。
実際には、100円とか200円程度ですね。
この程度の費用で、他と大きな差をつけるほどの調査や取材費用がかけられるはずもないので、有料であることの優位性はほとんどありません。
巻頭の特集記事に入れば多少は取材をするのでしょうが、本文に紛れてしまう大多数の求人広告は、取材はしていません。
ですから、紙を媒体とした求人情報誌に関しては、有料情報誌でも無料のフリーペーパーでも、広告の質にはほとんど差はないと考えてよいでしょう。
そうは言っても、有料誌のほうが件数が多い傾向があるので、200円程度であれば購入してチェックしておいたほうが良いでしょう。
看護師専門の求人情報誌は少ない
有料の求人雑誌といっても、看護師専用の求人誌は少ないです。
というよりも、実は私はまだ見たことがありません。
現実には、一般求人情報のなかに看護師の求人情報が紛れているのです。
過剰な期待をせずに、丹念にページをめくって探すしかありません。
しかし、よく見ると、新聞のチラシの中にも、こんなに看護師募集情報があふれています。
これらの中に、自分イメージに近い求人情報があれば、連絡をしてみると良いでしょう。
下の項目にも書きましたが、新聞広告は切羽詰まった急ぎの求人が多いので、じっくり構えていると先に決まってしまいます。
地域情報が多い
求人雑誌の情報の特徴は、地域性が強いということです。
特に、フリーペーパーとして、駅に並んでいる無料情報誌や、新聞の折込チラシは、沿線の求人が多いです。
お住まいの地域の求人情報が多く引っ越しを伴わない範囲の求人情報が集中しているので、近隣の求人情報を探してる場合には有効でしょう。
地域性が強い反面、専門性の高い求人情報は少なくなります。
あなたが、OP室の専門技術を活かしたいとか、専門看護師としての高度な技術を活かした職種を求めているのであれば、新聞広告やフリーパーパーで探すのは難しいと考えたほうが良いでしょう。
情報の足が速い
一般に、折込チラシやフリーペーパーに求人を依頼する医療機関では、人手が足りなくて今困っているところが多いので、応募者があると採用決定は早いのが普通です。
ですから、じっくり検討してなんて温めていると、「もう決まりました」と言わることになります。
興味があったら、すぐに行動することが、紙媒体情報に対応する秘訣です。
条件に合う求人情報が見つかったら、ラッキーですね。
情報スペースが少ない
ネット情報と比べると、1件あたりの情報スペースが、驚くほど小さいことを再認識されます。
紙という物質を使用し印刷をした物体なので、物質としての費用がかかるし、運搬費用や展示費用など物流に関する人件費がもかかるし、面積が料金に比例するので無駄に大きなスペースを取ることが出来ません。
そのため、殆どの場合は、「詳細はお問い合わせください」となり、こちらから行動を起こさないと、勤務時間や福利厚生などの詳細な情報を獲得することは出来ません。
新聞広告になると、更にその傾向が強く、病院名と電話番号だけの3行広告だったりします。
最近では、ネットの活用が普及しているので、病院やクリニックなどのURLが表示されているケースがほとんどです。
あるいは、スマホ用のQRコードが印刷されているので、スマホで情報収集するのも有効な方法です。
看護師転職紹介の専門サイトをおすすめします
結論として、紙の媒体だけでは十分な情報を獲得できるとは限りませんので、補助的な情報収集手段として活用しましょう。
排除する必要はありませんが、紙の媒体だけをメインにして、看護師の求職活動を行うことは現実的ではありません。
ネット社会である現代では、ネット情報をうまく活用することが重要です。
そのためには、看護師転職専門サイトの活用をおすすめします。
特にあなたの経歴をきちんと理解して、適切な職場を斡旋してくれるというアクティブな機能となると、求人雑誌には絶対に期待できないことです。
基本的に紹介は無料なので、気軽に登録してあなたの可能性をフルに伸ばしてみましょう。
看護師の転職紹介サイトはたくさんありますが、数撃ちゃ当たると言うものでもありません。
サイトの内容を厳選して、自分にあったサイトを選びましょう。